信里地区地域おこし協力隊の橋本です。
昨年から準備を進めていた信里出身の作曲家、小山清茂さんの資料などを展示する小山清茂記念展示室がいよいよ来年2016年1月に開設されることを記念したコンサートが執り行われました。
今季一番の寒さを迎えた朝でしたが、駐車場の関係で雨が降らないか心配していたので晴れたのでホッとしました。
信里地区内の役員を中心に構成されたコンサートのスタッフはプロでは無いので仕方がないことですがメンバーが全員揃うことが無いまま前日の準備、そして当日を迎えました。
協力隊業務の一環として展示室の実行委員及び本コンサートの実行委員として私もメンバーに入っていました。コンサートでは来場者に配布したパンフレットの作成と当日の写真・記録係とその他諸々スタッフ的なことをやりました。我々運営はプロでは無いので殺伐としたり罵声が飛び交ったりということはありませんでしたが、十分な打ち合わせが出来なかったので慌ただしい現場ではありました。
運営はバタバタしていましたが本番が始まりました。最初は信里小学校児童による校歌斉唱と”盆踊り”という曲の演奏です。どちらも小山清茂作曲。
続いては友渕のりえさん。友渕さんのために小山清茂によって作曲された琴弾き語りによる”樹下の二人”、また小山清茂に師事した、この日の司会である桐山紘一さん作曲による”ゆく川の流れ”
続いては小山清茂記念信里混声合唱団と長野西高OGの合唱団NNGによる”3つのわらべ唄”
休憩時間。この時間に次のオーケストラの準備をしてもらいます。展示室に飾るものと同様の資料を一部会場で展示していました。
コンサートのトリはオーケストラ・ソノーレ長野さん。
ドから一つづつ数えないと楽譜も読めない私には技術的なことは全くわかりませんがオーケストラの迫力は伝わってきます。客席の人たちも多分同じような気持ちで聞いていたと思います。皆さん食い入るように見ていました。
最後はオーケストラ・ソノーレ長野さんの豪華な伴奏による会場全員合唱。小山清茂編曲の”信濃の国”。
終演時には小山清茂さんの奥様よりご挨拶をいただき無事終了しました。
ここまで来るまでとても苦労しました…と言いたいところですが、私が苦労したのはパンフレット作成の校正ぐらいで、展示室もコンサートもほとんどは実行委員長が作業を担っていました。
また、地域のためにという目的の下、協賛金が無ければそもそも開催すら出来ないという予算状況の中でコンサートに出演していただいた皆さん、休日にも関わらず会場の手配その他でご足労頂いた信里小学校教職員の皆さん、後援、ご協賛いただいた各社、住民の皆さんなど大勢の人の好意によってコンサートが盛大に、平穏無事に終えることができたという事実に感動しています。本当にありがとうございました。
今後の展示室開設についても引き続き協賛金や協賛金…協賛金を中心にご支援いただければ幸いです。
(長野市地域おこし協力隊篠ノ井信里地区担当/小山清茂記念展示室実行委員 橋本太郎)
今回ご出演された友渕のりえさんとオーケストラ・ソノーレ長野さんの情報です。
友渕のりえ 日本のうた〜箏曲・地歌〜 第36回 リサイタル 12月1日(火) 紀尾井小ホール
オーケストラ・ソノーレ長野 創立15周年 第30回記念定期演奏会 11月21日(土) ホクト文化ホール大ホール